今回は40年以上ヨガ指導を行い、誰でも簡単にできる「指ヨガ」を考案された龍村先生のご登場です。ヨガの考えとともに、指ヨガの効果や可能性についてお聞きしました。取材時に実際に施術を受けた編集室スタッフはその即効性に驚き、今では気づくと指を刺激しているほどです。
ヨガとの出会い
私は学生時代に演劇をやっていて、当時は体の使い方を学ぶ役者の卵が周りに大勢いました。その中でヨガと出会った私は非常におもしろいと感じ、日本におけるヨガの草分け的存在である沖正弘先生の道場に入門しました。
演劇は声を出して体で表現しますが、その元となるものがヨガにはたくさんあります。たとえば、怒りや悲しみといった感情表現に、ヨガの呼吸コントロールが深く関わるのです。歌舞伎や能も呼吸の在り方で観客の感動が生まれています。
インドが発祥とされるヨガには「神と結ぶ」「生命と結ぶ」という意味があります。呼吸や姿勢、瞑想を組み合わせて心身のバランスを整え、大自然の根源的な生命や法則とつながり幸せな人生を送るための知恵と技術…それがヨガです。昔の人が開発した、心身をコントロールする一つの技術なのです。
PROFILE
龍村 修(たつむら おさむ)
1948年兵庫県生まれ。早稲田大学文学部卒業。学生時代の演劇活動の中でヨガに出会い、1973年に求道ヨガの世界的権威・沖正弘導師に入門。1985年沖ヨガ修道場長就任を経て、1994年4月に独立、龍村ヨガ研究所を開設。国内外でヨガの指導に従事。龍村ヨガ研究所所長、国際総合生活ヨガ研修会主宰、NPO法人日本YOGA連盟副理事長、NPO法人沖ヨガ協会理事長、一般社団法人手のひらセルフケア協会理事長。
主な著書に『眼ヨガ』『龍村式 耳ヨガ健康法』(日貿出版社)、『深い呼吸でからだが変わる』(草思社)、『指ヨガで健康になる』(河出書房新社)など。


