入浴の効果
日本で入浴が始まったのは奈良時代だとされています。当時は蒸気浴で、「病を除き福が得られるもの」という仏教の教えがあったようです。現在のようなお湯につかる習慣は、江戸時代の銭湯から広まったといわれています。
湯船につかる習慣のある国は限られ、世界的にみるとシャワーを好む国が多いです。日本では体の汚れを落とすだけでなく、温まる・癒される点が好まれて湯船につかる習慣が定着したと考えられています。
◆体を温める
入浴の健康効果で最も期待されるのは、簡単に体を温められることでしょう。湯船につかると一時的に体温が上がり、内臓や免疫系の働きを高めやすいです。
◆血流を促す
体が温まると血流はよくなり、痛みやコリの軽減につながります。さらに、湯船の水圧が体にかかることでも血液やリンパ液の流れが促されます。むくみの解消にも有効です。


