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心臓と腎臓の関係

人体を構成する臓器は互いに連携しながら機能します。今回は心臓と腎臓の関係を解説します。

心臓と腎臓の働き

心臓は筋肉でできた臓器で、収縮と拡張を繰り返す拍動(心拍)によって血液を全身に送り出しています。このポンプ機能で送り出される血液量は、心臓の収縮力と拍動の回数で調節されます。

通常は1分間に60~100回拍動し、血液は血管の弾力性に助けられながら約30秒かけて体をめぐり心臓に戻ります。この循環が悪くなると、心臓は収縮力を強めたり心拍数を増やしたりして血液を送り出そうとします。

腎臓は毛細血管が集まった臓器で、血液をろ過して余分な水分やミネラル、老廃物を尿として体の外へ捨てています。また、血液の成分の半分は水分なので、体内の水分量を調節することで全身の血液量をコントロールしています。

筋肉は「第二の肝臓」

たとえば、夏は発汗で血液の水分が奪われます。血液量が減りすぎると血栓がつくられやすくなるので、腎臓は尿量を減らして血液量を維持しようと働きます。冬は夏に比べて汗をかく量が少ないので、腎臓は尿量を増やすことで血液量を調節しています。

私たちの生命に重要な血液循環は血液を全身に送り出す心臓と、血液をろ過して尿をつくる腎臓の働きによって支えられているのです。

近年では心臓のポンプ機能が低下して起こる心不全や、腎臓のろ過機能が半分以下になる慢性腎臓病の人が増えています。

...続きは遊和48号でご覧ください。

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