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気になる疲労の事。

疲労大国の日本

痛みや発熱、疲労などはありがたくない症状ですが、実は身体の危険を知らせる大切なシグナルでもあります。中でも疲労は、休む必要性を知らせる信号です。

動物は疲れを感じると、エサ取りの最中でも休んで疲労回復をはかるといわれます。人間は痛みや発熱には敏感ですが、疲れに対しては鈍感なようです。日本では休みが多いと怠けていると思われがちで、疲れていても休めない雰囲気が今も社会に蔓延しています。

1999年に当時の厚生省が15〜65歳を対象に行ったある調査では、約6割の人が倦怠感を抱えていて、さらにその半数が睡眠をとっても疲れが残る慢性的な疲労を感じていることが分かりました。

疲労の蓄積は勤労意欲を奪うため社会にとって大きな損失ですが、それだけではなく免疫力が下がってかぜや深刻な病気の元凶にもなります。

抜け毛や口臭、便臭、尿の色が濃いという症状は疲れが原因かも…

帯状疱疹は疲れの警告

自分は疲れにくいと思っている人でも、いつもより口臭や便臭が強い、尿の色が濃い、毛の抜ける本数が多い、などの症状があれば疲れがたまっているのかもしれません。

特に、上半身に痛みを伴うブツブツができる帯状疱疹は、疲労による免疫力の低下を示す反応として知られていて、症状に悩む人は増えています。

帯状疱疹の原因は子どもの頃に感染した水ぼうそうのウイルスで、このウイルスは大人になっても体内に潜伏し続けています。そして、ある一定以上免疫力が低下するとウイルスが生命の危機を感じ、より健康な宿主を求めて唾液や皮膚から脱出し疱疹となります。

疱疹が治っても疲れをためすぎないように、リラクゼーションを心がけることが大切です。

疲労の正体と食事

これまでさまざまな疲労の要因が考えられてきましたが、研究が進んだ今では、活性酸素などによる「細胞の機能低下」が疲労の大元だとされています。

胞は活性酸素に傷つけられたり血行が悪くなったりすると働きが低下し、それを脳が察知して身体が疲労を感じるようになります。

特に、脳や自律神経を構成している神経細胞、老廃物を処理する肝臓や腎臓の細胞などがダメージを受けると、慢性的な疲労が起こりやすくなると考えられています。そこで、活性酸素から細胞の酸化を防ぐといわれるビタミンCやポリフェノールなどの抗酸化食品が、疲労対策として再度注目されています…

...続きは遊和28号でご覧ください。

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