「ときめき」「気功」「酒」
私の健康法は「目には青葉、朝の気功に夜の酒」です。目には青葉は旬のものを食べることです。食養生は旬に限ります。
心の養生はときめくことですが、私は初鰹を食べる瞬間、ときめきます。また、ときめきを伴って患者さんと毎朝、気功もやっています。
普段の食事は粗食ですが、月1~2回はなじみの店で好物のカツ丼を食べ、命のエネルギーを爆発させます。
百薬の長になります。
つまみは湯豆腐が定番です。毎日食べているせいか、酒を飲んでいるわりには前立腺が小さくて、尿の出がいいんですよ。
酒は「今日が最後、明日は生きていない」と思って、身をひきしめて飲みます。だから毎日、《最後の晩餐》なんですよ。
呼吸法で高める
健康や癒しには体だけでなく、誰もが持っている、目に見えない命のエネルギーを引き上げることが大切です。その命のエネルギーが高まると、多少のストレスがあっても動じなくなります。
呼吸法は意識的に呼吸する養生法ですが、命のエネルギーを高め、気持ちをコントロールする効果があります。
呼吸法はゆっくり吐いて吸うだけのことなので、うまくやろうとする必要はありません。
日々、体の内なるエネルギーを高めていきましょう。今日よりもよりよい明日に向けて、一歩ずつ前進するのが養生法です。
治しは体が対象ですが、癒しは命が対象です。心や命のレベルを引き上げることにもっと目を向ければ、ストレスが敵ではなく味方になってくれると思います。

Profile
帯津 良一(おびつりょういち)
1936年埼玉県生まれ。
61年東京大学医学部卒業、東京大学病院第三外科、共立蒲原総合病院外科、都立駒込病院外科を経て、82年に帯津三敬病院を設立し、院長に就任。
ホリスティック(まるごと包含)なアプローチによるがん治療を実践。
2000年には「楊名時太極拳21世紀養生塾」を設立。
日本ホリスティック医学協会会長、北京中医薬大学客員教授、世界医学気功学会副主席などを務める。
著書
「健康問答」(五木寛之氏との対談)「新版自然治癒力の驚異」
「あるがままに生き、死を見つめる7つの教え」「がんを治す在宅療法大事典」
「この病気にはこの気功が効く」「帯津良一の五十歳からの養生入門」など














